ビデオ編集法入門Vol.1

ビデオ編集の基本をチョッピリ教えます。

パリ

連載:テレビの裏側

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パソコン用ビデオ編集教本の多くはソフトの使い方を教えています。しかし、それは編集法ではなく、あくまで使用法です。
では、編集法とは?…パソコン用のハウツー本ではなくビデオ/映画用の編集ノウハウが必要です。つまり、編集には映画制作、又はテレビ放送、CM制作などと同じ知識が必要なのです。
編集はセンス
何のシーンの次に何を繋ぐのか?これは夫々の編集者のセンスです。どんなビデオにもそれなりの物語があります。ファーストシーンはどれで行こうか…タイトルはどんな調子で?何時?夫々の素材によって料理法が変わります。
お子様の運動会を例にとってみましょう
撮影したままでは当然、開会直前の会場か、花火が上がったところ…なんてシーンでしょうね。でも、これでは物語の導入部分としてはドラマが無さ過ぎます。楽しかった運動会の思い出をワクワクする気持ちでお子様が振り返る…そのためにはもうひとくふうしてみましょう。
たとえば、お子様が必死に走る姿を最初に1カット見せる、そしてタイトル、同時にBGをフェードイン、そして花火があれば音を生かして花火のカットのように繋ぎます。これでぐっとドラマチックになるはずです。
アップの次にはロング
これが編集のセオリーです。つまりカットを変えるのは画角の変化が必要です。プロは同じ画角同士で繋ぐことを同ポジといって忌み嫌います。なぜなら、同じカットが突然変化してしまい、見るものにとって心地よくないからです。よくワイドショー、ニュースなどのインタビューで突然パカッと画像と話が変わることがあります。これは長時間のインタビューから必要なところを取り出しているからなのですが、意図的にカットしていますと見せる必要がないかぎりそのカット点を分からなくするように編集します。具体的にはアップになっていたとすればバストくらいのカットに変更するのです。しかし、話が合わなくなってしまうという時には、カット点と話(音声)をずらすのです。つまり音は音で編集しそれに画像を合わせる作業をします。歌などの場合はこの編集が大変難しく、口が合わない場合はみっともない作品になってしまいます。
ですから、アップの次にはロング、ロングの次にはアップを基本に繋いでゆけば画面に変化が出て、飽きさせない作品ができ上がります。
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