故郷便り    Vol.001 2001.7.16
                                                 
私の畑にもいちご「章姫」が育っていたのですが、今年は収穫0!
ここ、大鈩では久能海岸とは気温の差がかなりあります。そこで、いつもはハウスの中で育てるのですが諸事情があって露地栽培になりました。ですから、収穫時期が大変遅れ5月末から6月中旬に収穫期を迎えるはずでした。ところが!いちごが大きく育って、明日は収穫をと思っていたところ、赤く色づいた実が翌朝には消えていた!!。いちご畑
なんと犯人はタヌキ!野生の動物はおいしいものは良くわかります。色づいてもう食べられると思ったらその晩のうちに根こそぎ食べてしまうんです。タヌキは犬などとは違いちゃんと指があります、器用に指を使って防護用の網などは乗り越えてしまいます。そう言えば2〜3年前にもハウスの中のぶどう(ピオーネ)をやられました。それも、近くに大きな槙の木があるのですがそれを登って屋根から穴をあけて袋の掛かったピオーネの熟したものだけを持ってゆくのです。未熟のものはキッチリ残してありました。こんなときには罠を仕掛けるしかありません。残念ながら”かわいい!”なんていっていられないのです。少しだけ持っていくのなら放って置いてもいいのですが…。以前は罠で3匹捕らえましたがそれでも被害は収まりませんでした。今回は1匹を捕らえたところです。
三角山タヌキグループは2つ どうやら、タヌキは向こ山グループと三角山グループが居るようで、夜な夜な山から出てきて畑を横切り好物に喰らい付いているようなのです。少し前まで番犬も居たのですけれど、犬くらいでは驚かない。トコトコ代わり番こに今はいちごに被りついているようです。
もう今年のいちごは諦めました
トウモロコシやトマトに被害が出なければいいのですが…

サルまで出現!!
本来この近くには野生のサルはいません。山が近いのでイノシシやリス、サワグマなどはちょっと奥に入ると子供の頃には見かけられたものでしたが…。
なんと、畑の横にある団地の児童公園にサルがいたのです。カルミア
信じられませんでした!しげしげと見つめていると、サルもこちらをじっと見つめているではありませんか!。2回も目が合ってしまった…。
今のところサルによる被害と思えるものは出ていませんが、これはタヌキより始末に負えない相手が出てきたものだと少々気が重くなります。
天候に左右されるのが農業の宿命ですが、野生動物にも悩まされることもあるのです。それだけ自然に近いということなんでしょうけれど…。私も動物は大好きです。うまく共生できるといいのですが…。もしかすると、後継者不足で山のみかんなどが減ってきていることも彼らの民家近くへの出現に関与しているのかもしれませんね。

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