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連載 テレビの裏側 Vol.003
〜ワイドショー的社会時評〜

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ライン
米国多発テロに
何と言うことだろう!あのニューヨーク貿易センタービルが衝突・炎上・崩壊するところが全世界に生中継された!。テレビは今日(9月12日)は1日この事件で占められた。ワイドショーも例外ではない。前日の台風関係で番組を作るつもりだった各局は夜9時過ぎの一報から大混乱だったろうと想像できる。ラテ欄も変更できる時間ではなかった。こんな事が起きるとワイドショーはそれ自身としては無意味になってしまう。現地からの映像は報道優先である。独自取材はほとんどできない。明日以後にそれぞれの局が特色を出すことになるだろう。世の中はまさに戦争中であることを改めて思い知らされた。平和な日本にあっても国際テロの波は他人事ではないと感じる。テロは許さないと言う全世界的な動きがこれから強まってくるだろう。日本政府もより平和に対する働きかけを強化する必要を感じる。
改編期は特番だらけ
9月に入ると各局では特番が始まります。というのもテレビ局は4月と10月に編成替えをするのです。これはスポーツの実況…(特に野球)と大きな関わりをもっています。言ってみれば夏体制から冬体制へと切り替わるのです。そこで、新番組、新体制をPRしようと特番が目白押しになるのです。ここで、高視聴率を稼いで一気に新体制の視聴者を獲得しようというものですが、実はスッタフの移動に伴い新体制での準備期間が必要となりますので、その時間を稼ぐのが大きな目的でもあるのです。スタッフは特番と通常業務を両方こなすため必死になります。そんな中で、よく事件の特集を見かけますが、この中には決まってワイドショーのスタッフがいるものです。近頃は殺人事件や誘拐など比較的大きめの事件が増え、かつ、社会的意義なぞと言うお題目を唱える上層部が増えたため段々人間臭さをワイドショーが失い。似たり寄ったりの内容になってきています。
『そう言えば』
 以前は被疑者も被害者も人間的だった。殺人を犯したものにはその動機の中にまさに「事実は小説よりも奇なり」といったものを含んでいた。その状況下での限界までの精神の葛藤があった。そういう殺人事件は世間に伝える意義も使命も感じられたが、最近の事件には動機らしき動機と呼べないものが多い。「頭に来たから…」、「かっとした」など”我慢”をしない、できない被疑者が増えているようだ。だから、取材しても中身のない薄っぺらなものが多い。それを今まで通りに取材しようとすると必要のないプライバシーや人権を侵すことになる。世の中が薄っぺらになってきているのだろうか?それとも、命を軽視する風潮が蔓延してしまったのだろうか?
「私の仰天事件簿
   殺人事件のような重苦しいものではなく1つ…
長崎県は小浜という温泉で有名な所で起きた仰天事件。そう、もう10年以上も昔のことです。旅館に勤めるAさん(40代)は仕事が終わった深夜1時過ぎすきな酒を呑んで帰宅するつもりになった。なにせ、温泉街のことは詳しい。飲むところは知っている。そこで、ついつい酒の量が過ぎてしまった。したたかに酔ったAさんは4月の風に吹かれて、いい気持ちで帰途に着いた。温泉の中心からおおよそ2キロ。テクテクと歩いてやってきた。自宅とはまったく逆の方角とは気付かずに!。そこは隣町への峠道だった。坂を上がってきたAさんそこに春の雨が降ってきた。酔いも回ってすっかりいい気持ち。眠気もポワンと襲ってくる。「え〜い寝ちゃえ」とばかりに道路にゴロリ。寝入ってしまった。濡れて冷たい路面が気持ちよかった。それから数時間この道を一台の乗用車が走行してきた。運転していたのは30歳代のタクシー会社に勤める運転士だった。仕事が終わって隣町から帰宅の途中だったという。いつもの通いなれた峠道。普段はタヌキくらいしか出没しないまったく人気のない場所である。雨もそぼ降るし、早く家に帰りたかったそうだ。峠道の頂点を越え、下り坂をしばらく走った。と、何かをこすったような気がしたがショックも何もなかったのでそのまま走り続けた。しかし、どうもおかしい。何かが引っかかっているみたいだと思った運転士は車を止めて確かめてみることにした。ダンボールか何かを引っ掛けたのかもしれないと思っていたと言う。車を止めて、後ろに回ってみると、なんとそこに顔が!!トランクの下から人の顔が出ていたのである。仰天した運転士は慌てて110番。Aさんは病院に収容されたが1ヶ月程度の怪我だった。なんと!車に対してまっすぐ寝ていたAさんは、スポっと車の下に!車のシャーシーに腹のベルトが引っかかってそのまま1.2キロを運ばれた。運転していたタクシー運転士も黒い道路に黒い服装のAさんをまったく気付いていなかった。なぜ?ここに人間が??運転士は仰天するとともに「どこから来たんだ?幽霊か?」と思ったそうだ。運転士はAさんは死んでいると思ったそうだが。当のAさん、気がついたのは病院のベッド!「病院の天井を見上げ、何で俺はここにいるんだ?」「頭が痛いなー」と思ったそうだ。実はこの間ずっとAさんは眠りこけていたことになる。頭の傷は腹のベルトが引っかかって運ばれる時、頭が道路と擦れて削り取られたものだった。かなりの重唱だったのにAさん気付かず眠っていたのだ。もう少しで頭蓋骨がやられるところだったと医者は言う。まさに奇跡のタイミングだった。
運転士は「無事だったのはすごく嬉しいが、人身事故を起こすとタクシーに乗れなくなる。どーしたらいいのか…」と悲嘆に暮れていた。Aさんは「道路に寝てしまったばっかりに…」と事故を起こした運転士に対し恐縮することしきり。付き添いの奥さんに「もう酒はやめなさい!」と言われていた
『そう言えば』
 私と一緒に取材したリポーターには変わった人物が数多く存在した。現在も活躍中の方もいれば、リポーターからスターになったり脇役を好演している人もいる。
そこで面白人物を1紹介しましょう。

『ワイドショーな人々』その1
 今回は上の事件を取材したN・Tさん(女性です)。この時は”温泉に取材だよ”と告げて羽田で待ち合わせ、そのまま長崎空港に飛んでいった。そこから車で小浜温泉へ。警察で話を聞き、Aさんの入院する病院へ。AさんはN・Tさんの顔を見るなり「わざわざこんな所まで…」「何にも判らんのですよ」。この時代はまだまだのんびりしたものだった。タレントが直接話を聞きに繰るなんて思っても見なかった時代である。何でも話してくれた。それだけにリポートにもその方々の顔を思い出しながら、同情したり、憤激したり。運転士に合ったときにはすっかり同情してしまった。あれからどうしていらっしゃるのだろう。しかし、取材はきつかった場所が遠隔地だけに時間が無かった。Aさん、運転士には話を聞かなければいけない。といって、あくまでも取材させていただくわけだからこちらの都合にあわせて貰うわけには行かない。結局泊まることになったのだが、場所は温泉地。夜中の12時過ぎに旅館に入って朝5時には出発しなければならなかった。それでも、T・Nさんしっかり大浴場に2回も入って「肌がすべすべになるんだって!」とご機嫌で帰途についた。
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