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連載 テレビの裏側 Vol.004
〜ワイドショー的社会時評〜

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ライン
『隣の晩ごはんは本当に突撃だった』
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ヨネスケさんの突撃で名物だった「隣の晩ごはん」よく聞かれたことは”本当に断りなしに行くの?”
そうなんですね、放送の面白さって”生”の感動なり、怒りなりが大きなファクターなんです。まして、生放送のワイドショーはより”生”を大切にしなければならない。ということで、大阪出身のコテコテの関西人ディレクターが考え出したのがこれ。テレビがいきなり家に行って晩ごはん見せてもらう!ビックリするだろう?面白いやん。と安易に始まった。
確かにお邪魔されるほうはとんでもなく迷惑だ。私だって来てほしくない!しかし、やり始めてみると意外な面を発見することになった。まず、隣の人はなにをしてる?という興味を満足させてくれるのはもちろんだが、”何を食べている”ということに人は相当に興味を持っていた。さらに、主婦は毎日の食事に相当苦労しているという現実があった。だから、今日の料理のヒントになる!と言う意見が多かったこと。さらに、短い時間ではあるがその家庭のもつ温かさや幸福感などが番組の中から感じられることが多くなった。”世の中まだまだ捨てたもんじゃない”と本当に当事者としては感じることが多かったのである。
で、その取材方法というと…まさに、行き当たりばったり!!

私がやっているときはヨネスケ氏と落ち合ってもまだどこに行くかを決めていなかった。とにかく東に行こうか?などと取材車が走り出してから地図を見て決めていた。
スタッフはさぞ、不安だったと思う。放送は決まっているのだから絶対にものにしなければならない。取材日はその日のみだから、断られ続けたら放送に穴を開けることになる。そんな状態でものんびりしたもので取材場所を決めたら到着まではみんな寝ていた。
だから、アポなんて取れるはずもなかった
それではどうやって取材対象を選ぶのかというと、その町まで行ってから”とにかく明るい家庭”を探すのである。年頃の女性が居る家だったりすると、興信所と間違えられたりしながら、それでも、「晩ごはん」の取材だとは絶対に言わずに聞き出すのである。1つの町にはかならず町民から好まれている家庭が2軒や3軒はあるのである。これも日本人の良さだなあ…。と感心しながらその、明るい家庭の友人はこれもまた明るい家庭が多いのである。そうやって例の「しゃもじ」をリレーしてゆくわけなのだが、こういう家庭に”突撃”するかぎり「放送してもらっては困る」とは一度も言われなかった。
--------『そういえば』

有名人宅へも数多く突撃していましたが、あれは特集ですから、ほとんどが事前にお知らせした後伺っています(有名人は自宅にいるとは限らない)。
唯一そうでなかったのはMCをしていた斉木アナウンサーの実家に突撃したときです。”生”の面白さを大切にしていた私は一度は”身内”も「突撃」の洗礼を受けなければいけないと勝手に決めていたので、約2ヶ月前から密かに準備(実家の住所を聞き出す)。年末に突撃しようと決めていました。
幸い斉木さんの実家は快く?(娘の番組が来ちゃったのでやむを得ず?)応じてくれました。もちろん本人には一切他言無用と念を押した上で放送日まで隠してもらいました。そして、放送。生放送に取材VTRを流すのですから放送前の打ち合わせでも今日の晩ごはんは新潟ですとだけしか言わない徹底振りで本番に臨みました。まさに視聴者と同じ立場で、しかも、自分の家が突然出てきたのですから斉木アナウンサーは驚いた。これを画面を分割して(ワイプといいます)同時に皆様にはお見せしたのです。いつの日も、予期せぬハプニングこれが”生放送”の醍醐味です。
「晩ごはん」についてはまだまだエピソードがありますのでまた書きます。
そういえばヨネスケ氏は思い出などを綴った本を出版しています。
---------回想記『ごはん』講談社刊---------------------------
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